分析

2020年5月19日火曜日

東京一極集中はリスクが大きいだろうけど・・・

新型コロナの影響とみられるある調査結果があるという。
それは“地方に転職したい” 都市部の若者に意識広がる。。。という事らしい。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200517/k10012433391000.html



あくまで個人的見解としてとどめていただきたいのだけど。
都心部集中から、ある程度地方都市への分散はできないものかと思う事はある。

例えば僕の仕事柄、オフィスでプログラム制作やらテストを行うわけだけど、これ地方で全然できる。っていうか、家でも十分できる。
会社のお膳立てがあるのが前提なのだけど、作業は仮想マシン中心なので、自宅でもメインの仮想マシンで仕事する。ローカルPCにはファイルの保存すら不可能なのだ。
こういう環境であれば、地方でも自宅でも全然問題ない。マネージメントする側は大変だろうけど・・・

会議もSkypeやZOOMで全然良い。
むしろその方が資料の不備指摘等修正しながら会議できるし、記録も残しやすい。言った言わないの不毛な争いもない。

だけど、今都市部に人が集中している現実は侮れないと思う。
人が多い。これだけでビジネスチャンスは広がるのだそうだ。

僕の住んでいる人口約30万都市と、都市部ではまったく企業数が違う。
企業数が多い、人が多い・・・ビジネスのチャンスも幅も、成功確率も全然違う。

僕の勤め先も都市部に本社があって、そこから、都市部である必要性が高くない作業は地方でというパターンだ。製造ラインに近い。
プログラミングにしても、特定顧客と蜜に打ち合わせた(アジャイルを真面目にやるなら・・・等)ものではない、汎用的なものを作るのであれば、それは地方に移していくべきかとも思う。

IT系の事しかわかってないけど、例えばアニメーション制作にしても、国内アニメーターは高い家賃、通勤費に苦しみながら都心部のオフィスに通うのだとか。
ネットでのやり取りを活用できれば、地方で、それこそ実家から出る事なく、その職を全うできるかもしれない。
要は特定顧客向けにカスタマイズしなければならないケースを除いたコンテンツ作りは地方でも可能ではないかという事。

一時期E-Sportsも地方で出来るのでは?と思ったけど、どうも遅延のないオフライン対戦が大会のメインである現状では人の多い都市部に集まる事に意味がありそう。

これも今回のような感染症リスクを念頭に入れ、ネットワーク大会が中心となった場合はむしろネット環境完備の地方に拠点が作れればその方がコストはかからないはず。
それと、プロスポーツのように地元とのつながりが現状ないので、その点でもある程度地方分散あっても面白いかもしれない(成功するかは知らんw)。

今回のような感染症騒ぎがまたいつ来るか分からないし、それ以外にも地震、台風等、都市機能がマヒするケースは多々あるわけで、地方への分散はある程度できるところから開始すべきではありそうだと思う。

だけど、今都市部で機能しているビジネスが地方へ移っても、なんだかそこに望みは無さそうな気はしている。

若者のどのぐらいの割合が地方へと行きたがってるのか分からないが、確実に言えるのは、田園に囲まれた山間部のノホホンとした生活を・・・というなら、それは無知すぎるといえる。特に都市部育ちの方には。

そういう場所には考えている以上に地方の集落には価値観や生活習慣の違う人たちの人たちが多いし、その中に飛び込んでいくのは容易くないという事だろうか。
僕は地方都市育ちではあるけど、ちょっと外れると、そういう地域があり、そこに住む人たちと接する機会がある生活を10代までしてきた。

同じ市内であったが、なかなかの価値観の違いに多いに途惑う事多々あり、大人になればかなり苦労するのは確かだと思う。

はてさて、若者が抱く地方ってどんなイメージなのやら。。。


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