考察・・・という程の事ではないですが。
悲しい事件です。亡くなられた方にはご冥福をお祈り申し上げます。
1）インターネット普及以前から今回の件を思わせる事件はあって、こちらが解決されてない
2）インターネット普及により、より他者に対する悪意を表現しやすくなった
3）非難が制作サイドや「スルー力の無さ」等、被害者、関係者に問題があるような論調の存在
1）については例えばこんな感じ
・ドラマや映画で有名アイドルの恋人役を演じた俳優宅に石が投げ込まれる等の嫌がらせ
・悪役、嫌な性格の役を演じた俳優が街で罵声を浴びせられる、本当に嫌な人間だと思われる
2）については
・某有名掲示板の放置の方針
・スマイリーキクチ中傷被害事件（検挙された加害者の多くが加害意識を持たなかった点）
・嫌なら見ないが通じないSNSの仕組み
・悪質なネットウォッチャーによる炎上への燃料投下の悪循環
3）については、ついさっきTVで松本人志氏が言っていたけど、一番悪いのは誹謗中傷を書き込んだ人間。これでしょうと。
いじめと構造が一緒だけど、「いじめられる側にも問題が、や、教育機関に問題が・・・」と、一番やってなならない悪い行為への問題意識が分散化されてしまっている。
今回は番組制作側に避難の目が行ってしまっている。
あるいはネットで発信する以上スルーする力が・・・とかいう人もいる。
違うと思う。
一番悪いのは悪質な書き込みを行う行為とそれをやった人間。そしてそれをネット文化的なものとして、楽しむ人たちがいる構造。
これだけ。
これがなければ誰も不幸にならない。
なんと言いますか、語彙力ないんで申し訳ないんですが、バカなんですね。
バカ（僕の事です）に言われたくないでしょうけど。
偏差値が低いとか、知識がないとか、そういうレベルのバカじゃない。
これ言ったら、やったら人がどう思うか、自分や家族、大切な友人、恋人がされたら自分はどう思うかが想像できないって意味でのバカですね。
知能犯的なバカもいますね。悪質ネットウォッチャー。
今回は分かりませんが、「メシウマ」とか言って、炎上を楽しむ人は一定いるわけです。想像するだけで嫌になりますが、こういう最も不幸な結末さえ、楽しむような人たちだっていないとは限らない（そういう意味ではワイドショー、週刊誌も同じではあるんですが）ですしね。
例えば、やたらSNSで著名人に絡む人を見かけますけど、ほとんど前向きな議論って見たことないですね。前向きってのはお互いがなるほどと言える議論ね。
読解力がない。ってか読んでないのでは？と思うような人もよく見かけますし。
TVも一緒で、ホントは台本や編集で見せ方を意識的にやっててリアルではないんですよ・・・とかそういう事はどうでも良いハズで。
そもそも自分には関係ない、画面の向こうで起きてる事で、しかも事件等ではない事に一喜一憂するだけにとどまらず、沸いた怒りとか、反感とか、その感情をそのままぶつけちゃう人がいるって事なんですね。
あるいはデマ（本当はデマかどうかも関係なさそうだけど）を信じておかしな正義感がむくむく感情として沸いてきて、抑えきれずに攻撃に走っちゃったとか。スマイリーキクチの事件はまさにそれ。
だから、今回リアリティショーだなんて言わずに台本、やらせ、編集ありますを全面に言えてればよかった的な話もありますが、そもそもドラマや映画でも嫌な人の役を演じた役者さんが攻撃に逢う事もあるなんて話があるんで、ちょっと違うと思ってます。
プロスポーツでさえ、僕は選手に罵詈雑言をぶつけて良いと思った事はないですしね。
なんでしょうか。等しく一定レベルの教育をこの国では受けているはずだし、道徳的なものも多少違いはあれど、だれしも持ってるはずなのに、一定のこういうバカが事を大きくしてしまうわけですね。
で、ここでいうバカってなんというか、単純にバカなんですかね（単純なバカって意味と違いますよ）？
それともなんか・・・精神的な問題を抱えているんですかね？
今回は10代の書き込みが多かったのでは？という意見もありますが、だとすると未熟だからですかね？
でもいじめって学生だけじゃなく、社会に出てからも普通にありますね？しかも昨年発覚した事件は教育者がやっていたわけですよね。
この手のバカに利く薬ができないと、また同じような問題が起きます。
薬というのが、法なのか、教育なのか。SNSなら個々のサービスの仕組みなのか。
インターネットとかメディアとかそういう次元ではなく、もっと根が深い、バカの問題解決を模索する段階に行かなくてはならないのではないかと。
インターネットとかメディアとかそういう次元ではなく、もっと根が深い、バカの問題解決を模索する段階に行かなくてはならないのではないかと。
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